よ く あ る ご 質 問
よくあるご質問
矯正歯科に関して多くいただくご質問を回答しています。
2001年の開業以来、KAZ矯正歯科にお寄せいただいた多数のご質問をQ&Aにまとめてみました。
矯正治療をご検討の方や治療中の方、また治療後の方の疑問や不安の解消にお役立ていただければと思います。
皆さまのお口の中の状態や生活環境はさまざまです。このQ&Aにはあてはまらないケースの場合は、
お問い合わせページよりお気軽にお問い合わせください。
矯正歯科の治療前によくあるご質問(これから矯正歯科を受けられる方へ)
矯正歯科の治療方法などについて
Q上顎・下顎のみの治療はできますか?
A奥歯の噛み合わせをあまり変化させる必要がない、歯と歯の間のスペースを閉じたり軽度の歯のデコボコを治したりというケースでは実施できる可能性があります。
しかし、歯列矯正の治療は単に見た目を整えるだけではなく、上下の噛み合わせを重要視して治療計画を考えます。片方のみ治療することで、噛み合わせのバランスが悪くなったり治療後の状態が維持できないような場合は治療をおすすめできないこともあります。
お口の中の状態は、患者さまにより異なります。一度、お口の中を拝見させていただくのがいちばんだと思います。歯並びの一部だけ気になる、という方もお気軽にご相談ください。
Q前歯の2本だけが出ているのですが、そこだけ治療できますか?
A部分的な治療も症状によっては可能です。
しかし、気になっているのは前歯の2本だけかもしれませんが、前歯が出てしまっている原因がほかにあるはずです。その原因を除去せず対症療法的に治療しても、後で戻ってしまう可能性があります。
本当に前歯2本だけの問題なのか、それとも全体的な問題なのかは実際にお口の中を拝見させていただく必要があります。お口の中を見れば初診の段階でもおおよその判断ができると思いますので、お気軽にご相談ください。
Qわざと八重歯をつくることはできますか?
A八重歯と聞くとチャームポイントのようでかわいらしい印象がありますが、実際は叢生(そうせい)や乱ぐい歯と呼ばれる不正咬合の1つです。そのため、八重歯をつくる矯正治療は一般的には行ないません。
矯正治療の目的は単に見た目だけでなく、より噛めるように改善することです。歯並びや噛み合わせ以外に発音の問題や虫歯・歯周病のリクスの軽減といった機能面の改善も含まれます。
歯列矯正は治療としての明確なゴールがあります。患者さまの主観による美しさが、ゴールにならないこともあります。治療の最終段階では患者さまの好みやご要望をできる限り反映させたいと考えています。しかし、噛み合わせや歯並びがおかしくなってしまう場合はお応えできないケースがあります。もちろん、その理由はご説明します。
Q成人でも拡大装置だけで歯並びを治せますか?
A拡大装置は、その患者さまの歯列の横幅がバランス的に狭い場合に用いることがあります。拡大装置で歯列を広げることで、デコボコしている歯を並べるスペースができたり、前歯を引っ込めたりできます。しかし、ただ広げるだけで充分かは個人差があります。
ただし、バランスを無視して過剰に広げることはできません。歯列を広げることで、歯を並べる充分なスペースができるケースでも、何らかの矯正装置を使って1本ずつコントロールする必要はあります。お口の状態は個人差がありますので、一度お気軽にご相談にいらしてください。
Qなるべくレントゲンは撮りたくないのですが、体への害はどの程度ありますか?
A当院ではデジタルレントゲンを導入しています。
デジタルレントゲンとは、従来のレントゲン撮影法と比べて人体の受ける被ばく量を10分の1に軽減した新しいレントゲン撮影法です。
従来のフィルムを使用した撮影法では、フィルムを現像するための現像液など、医療廃棄物が出ていました。しかしデジタルレントゲンでは、画像がコンピューターシステムによって瞬時にモニターに映像化されます。そのため、現像作業の手間がなく廃棄物も出ない、環境にもやさしいレントゲンです。どうぞご安心ください。
Q歯並び自体はそんなに悪くないと思うのですが、外科手術のみで矯正治療をすることは可能ですか?
A外科矯正の適応と診断された場合の治療の流れをご紹介します。
術前矯正 外科手術の前に矯正装置を付け、手術後の噛み合わせを想定した矯正治療を行ないます。
↓
外科手術
↓
術後矯正 さらに噛み合わせを緊密にするために微調整を行ないます。
↓
保定治療 矯正装置を外して保定装置を付けます。
上記のように、術前矯正で手術後にある程度しっかり噛める状態になってから外科手術を行ないます。例外として、術前矯正を行なわなくても手術後の噛み合わせが再現できていれば、外科手術のみの可能性もあります。
Q手術を併用する場合でも歯の裏側から治療は可能ですか?
A可能ですが、その際は矯正治療自体に保険が適用されません。また、手術直前と手術後の数ヵ月は表側に装置を付ける必要があります。
Q歯を抜かずに少しだけ歯を削って矯正するという話を聞いたことがあります。歯にダメージはないのですか?
A歯のいちばん外側はエナメル質という硬い組織で覆われています。そのエナメル質の部分をわずか0.25mm(両端で0.5mm)削る程度です。この量であれば削ることによって歯がしみる、虫歯になりやすいなどの心配はありません。ただし歯質によっては行なえないこともあります。
Qできるだけ歯を抜きたくないのですが、歯を抜かずに矯正できますか?
A現在の歯の状態・歯周組織・歯並び・骨格がどうなっているのかを分析・明確にしたうえで、治療方針を決定します。診断結果によっては、歯を抜いたほうがよい場合もあります。その際は、患者さまのご希望をお伺いし、できる限りご希望に添えるよう、一緒に考えて最終的な治療方針を決定します。
矯正歯科の装置などについて
Q矯正治療には、どのような装置がありますか?
A歯にブラケットを付ける固定式の装置と透明で目立ちにくいマウスピース型矯正装置などがあります。ほとんどの場合、固定式の装置が使用されます。白く目立たちにくい装置や舌側矯正装置の使用により、見た目をほとんど気にせず治療を進めることも可能です。
・舌側矯正装置:リンガルブラケット
見えにくい矯正治療
歯の裏側に付けるので口をあけたときも、あまり目立ちません。最初は装置の違和感で発音がしにくいことがあるなど、見えにくい代わりのデメリットもあります。治療期間は表側矯正装置とほとんど変わりません。
・セルフライゲーションブラケット装置(デイモンシステム)
治療期間の短縮が見込める方法
治療期間の短縮や非抜歯治療の可能性を高められる装置です。
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)
ワイヤーを使用しない方法
マウスピースタイプの取り外しできる装置です。取り外しができるメリットがある反面、適用できる症例には限りがあります。
Q装置が外れてしまうことはありますか?
A矯正装置は治療終了時に取り外すため、歯や装置への負担を考慮し、接着力は必要以上に強くしていません。あまり硬い物を前歯で噛んだり引きちぎるように食べると装置が外れてしまうことがあります。外れた場合は速やかにご連絡ください。再度、装着しますので心配いりません。
Q透明な白いワイヤーを使用できますか?
A現在は治療の有効性の確保からシルバーのワイヤーのみ使用しています。歯のコントロール性や治療スピードの観点から、シルバーのワイヤーを使用するべきだと考えています。もしその状態で見た目が気になる場合には、舌側矯正装置やマウスピース型矯正装置(インビザライン)をご検討ください。
Q装置によってどんな発音がしづらいですか?ちゃんとお話しできますか?
A舌側矯正装置や取り外しのできるプレートタイプでは慣れるまで少し舌たらずな発音になります。特にサ行・ラ行の発音に影響が出ることが多いです。しかし、どの装置も慣れてくれば普通に会話できます。最初の段階でも何を言っているのかわからないといったほど、ひどくなることはありません。表側矯正装置では、ほとんど影響はないと思います。
Qリテーナー(保定装置)だけ作ってほしいのですが、可能ですか?
A転勤などをされ、今まで通院していた歯科医院が遠くなることもあると思います。そのなかで、リテーナーを装着している患者さまが、破損・紛失された場合は担当医の指示があれば可能です。
Q表側矯正装置を使った治療より舌側矯正装置での治療のほうが治療期間がかかりますか?
A症例により表側の方が治療しやすかったり、逆に舌側矯正装置を使った方が治療しやすいこともあります。当院での治療では装置を付ける位置で期間はほとんど変わりありません。
Q表側矯正装置と舌側矯正装置、試しに付けてみてから決めることはできますか?
A現在はできません。そういったご要望もありますので、何か良い方法はないか検討中です。
Q取り外しのできる装置での治療ができると聞きました。自分もそれで治療できますか?
A取り外しできるマウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できるケースもあります。歯を大きく動かす必要がある場合や、抜歯をともなう症例には向かないので、すべての患者さまに適用できるわけではありません。メリット・デメリット、そもそも適用できるか含めてお話ししますので、まずはご相談ください。
矯正歯科の費用や治療開始時期、治療期間などについて
Qいつごろから矯正治療を始めたらよいでしょうか?
A矯正治療は、乳歯と永久歯が混合した時期に行なう治療と、永久歯が生え替わってから行なう治療の2つの時期に分かれています。
永久歯に生え替わる前では、主に顔面の成長・発育に問題を起こしそうな場合や放置して後から生えてくる永久歯に著しく悪影響を与える場合などで行ないます。また、指しゃぶり・唇を噛む癖・物を飲み込むときに舌を前に突き出す癖などがある場合、早期に改善することで将来的に歯を抜かないで治療できるケースもあります。
永久歯が生え替わった後は全ての歯にブラケットとよばれる装置を歯に付けて動かしていくことで、より望ましい噛み合わせ、および歯列を得るために治療します。状態には個人差がありますので、不正咬合に気づいたら、早めにご相談ください。
・成人の矯正治療
最近は成人になってから治療を開始する方が増えています。当院でも、多くの成人の方が治療しています。基本的には歯がしっかりしていればいつでも治療は始められます。お気軽にご相談ください。
Q近い将来結婚式があるのですが、それまでに治療できますか?
A舌側矯正装置であれば、口をあけたときに見えることはほとんどないので、そのままでも大丈夫かと思います。表側矯正をご希望であれば、イベントごとの前に1度取り外して、再装着することもできます。この場合、外している期間が長いと歯が想定外に動いてしまい、それを治すのに時間がかかります。そうすると治療期間の延長につながるので、なるべく外している期間を短くする必要があります。
Q矯正歯科で保険は使えますか?
A一般的に矯正治療は自費診療であり保険が使えません。しかし、外科手術を併用する場合や、特定の疾患がある場合には適用できることがあります。
Q矯正は若い人しかできませんか?何歳ぐらいまでできますか?
A年齢を問わず、矯正治療はできます。年齢よりも歯を支える骨や歯肉の状態が重要です。極端に状態が悪いと、年齢が若くても治療できないことがあります。歯の動きに関しては個人差がありますが、やはり年齢が低い方は成長期にともない、早く動く傾向があります。
Q治療期間中に海外出張で何ヵ月間か通院できない場合は、どうなりますか?
Aできる限り治療ロスがないよう、配慮させていただきます。しかし、長期化したり、たびたび続く場合には治療期間に影響がでる可能性があります。
万が一、部分的に装置の破損などが起こった場合、痛みがなければそのままでも通常は問題ありません。しかし、お口の中がワイヤーで傷ついたり、痛みがあるようでしたら現地の歯科医院で応急処置を受けても構いません。可能であれば、メールなどでご相談ください。
なお、もし装置をどうしても外して行きたい場合、再装着に別途料金をいただくことがあります。あらかじめご了承ください。
Q通院の間隔はどれくらいですか?
A治療の内容によって異なりますが、舌側矯正装置の場合で4~6週に1回、セルフライゲーションブラケット装置(デイモンシステム)、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で4~8週に1回の通院になります。 保定期間になると初回は3ヵ月後に、次回からは4ヵ月に1回の間隔となります。
Q幼児なのですが、矯正医に定期的に歯並びを診てもらいたいと思っています。その場合、費用はどのくらいかかりますか?また、診察はどのくらいの間隔で受ければよいですか?
A個人差はありますが、小児期の矯正治療は6~7歳ごろから開始します。主に第1大臼歯といわれる歯が生えてくるころが目安です。小児期の矯正治療で重要視するのは、成長過程において妨げとなるような因子を取り除き、正常な成長・発育へ導くことです。
つまり、そのままにしておくと、骨格に悪影響を及ぼすような歯並びの場合は早めに治療することで、将来的に非抜歯治療へ移行できると判断した際に治療を行ないます。それ以前のお子さまでは、問題がある場合でもその後の成長・発育にあまり影響がない可能性もあります。また、6歳未満では装置を付けるのが難しいなどの理由から、経過観察で歯の成長を見守るのがほとんどです。この期間は状態によりますが、4~6ヵ月に1回、来院いただきお口の変化を観察します。当院では、この期間に費用は発生しません。
お子さまの歯並びや噛み合わせが気になりましたら、一度ご相談ください。状態を説明し、より良い治療をご案内します。
Q治療期間が延びることはありますか?
A当院では診断の段階で、患者さま一人ひとりの治療期間をご提示しています。その期間内で矯正治療を終わらせるよう努めていますが、歯の動きが遅い、ご結婚・海外出張などで1度、装置を外さなければいけない場合は治療期間が延びる可能性があります。また、ご出産などで来院できない、虫歯や歯周病などの治療が必要となった場合も治療期間が延長することがあります。
Q途中でやめた場合、支払ったお金は返金されますか?
A転勤などで当院への通院が困難になることもあると思います。その場合には、治療の段階に応じて精算をいたします。
Q治療費はローン、または分割払いはできますか?
A当院では院内分割であれば、治療費を無利息でお支払いできます。また、デンタルローンもご用意していますので、お支払いしやすい方法をお選びください。ほかにも、お支払い面でご不安があれば、お気軽にご相談ください。
Q矯正外科手術は保険適用ですか?その場合、金額はどれくらいですか?
A外科手術をともなう矯正治療であれば、外科手術と合わせて保険が適用されます。費用は3割負担で40万円前後です。 外科手術前後の矯正治療を保険の対象外の舌側矯正装置で行なう場合、外科手術も保険が適用されません。ご注意ください。
Q年齢を重ねるたびに歯並びが悪くなっている気がします。なぜでしょうか?
A歯並びは噛み合わせや舌、頬の筋肉のバランス影響を受けます。年齢により、こういったバランスが変化すると除々に歯並びが変わってきます。 また、歯肉の中に埋まっているなど、ほかの歯に影響を与える親知らずを放置することで歯並びが変わってくることがあります。
Q治療期間はどの程度ですか?
A治療期間は個人差があります。一般的に口の中に装置が入る期間は、全体的な治療では1年半~2年半ほどかかります。部分的な治療では、半年程度で終わるケースもあります。また、歯を動かした後に保定する期間が1~2年ほどかかります。詳しい治療期間は、診断時にお知らせいたします。
Q矯正治療を受けようかと思っているのですが、近い将来に国内もしくは海外に転勤する可能性があります。どのようにしたらよいでしょうか?
A矯正治療は、2年や3年など治療期間がかかるケースが多くあります。転勤などにより通院が難しくなる場合もあります。その際は、転勤先のなるべく近くの矯正医をご紹介しています。また、海外へ転勤の際でも、ご紹介できますのでご安心ください。費用に関しても、治療の進行状況などにより返金システムがあります。患者さまに再度、費用負担がないように配慮しています。
ほかの治療や病気などがある場合について
Q先に虫歯を治療してから相談に行った方がよいのでしょうか?
A基本的には、矯正装置を付ける前までに、虫歯の治療を行ないます。しかし、矯正の診断結果によっては抜歯の可能性もあるため、虫歯の治療法も若干変わってきます。そのため、矯正治療をお考えで現在、お痛みのある歯がなければ先に矯正の相談を受けることをおすすします。
また、すでに詰め物や被せ物がある場合は、現在の歯並びに合わせてつくられています。歯並びの変化にともない、治療中あるいは終了後に作り直すこともあります。全体的なお口の状態を確認してから、どのように治療を進めるか検討するので、ご相談にいらしてください。
Q顎関節症があるのですが、矯正したら治りますか?
A顎関節症とは、顎の関節から音がしたり痛みがあったり、お口が開きにくくなったりする病気です。頭痛や肩こりなどの全身的な症状を起こすこともあり、近年では顎関節症を訴える方も増えてきています。
残念ながら、歯並びと顎関節症の関係性は明らかになっていません。また、原因とされるものに、その人の姿勢や生活習慣、ストレスも関与しているともいわれています。それでも歯並びを良くして、噛み合わせを安定させることは、顎関節にとってプラスにはたらきます。
Q歯周病と言われましたが矯正できますか?
A歯槽骨(歯を支える骨)や歯肉の状態・程度によります。矯正治療における歯の移動は歯槽骨の中を動きます。歯周病によって骨が吸収されてしまい、骨の無い部位には歯を移動させられません。また、炎症のある状態ではさらに歯周病が進んでしまうケースもあります。歯周病治療によって炎症をコントロールし、充分な骨があると判断した後に矯正治療を行なうことが一般的です。
Q矯正治療中に妊娠しても問題はありませんか?治療は継続できますか?
A基本的に問題なく、妊娠中でも治療できます。しかし、妊娠中はホルモンバランスが崩れやすく、妊娠性の歯肉炎を発症しやすくなります。そのため、普段以上に歯磨きを丁寧に行なう必要があります。
Q金属アレルギーでも矯正できますか?
A矯正装置の材料に使用されている金属は主にニッケル・チタン・ステンレス・コバルトクロムです。なかには生体親和性の高い材料もありますので、そういった材料を選べば金属アレルギーの方も治療が可能です。矯正治療を開始する前に、パッチテストなどで何の金属に対するアレルギーか調べることもできます。
Q胃潰瘍で治療を受けています。矯正治療を考えていますが可能ですか?
A胃潰瘍で治療中の方でも歯列矯正は可能だと思います。しかし、矯正治療によるさまざまな注意事項にストレスを感じるようであれば、胃潰瘍の治療にも影響を与える可能性があります。まずは胃潰瘍の治療を優先し、体調が落ち着いてから矯正治療を検討いただくのが良いと思います。
Q子どもがいつも口をあけていますが、歯並びに影響しますか?治療期間が延びることはありますか?
A常に口をあけている状態は、口周りの筋力が弱いと考えられます。前歯が舌に押されて、前方に出てしまう可能性があります。矯正治療により正しい歯列の位置に歯を並べ、それに加え唇の力を訓練するリップトレーニングでより改善されるでしょう。また、いつも口をあけている方は鼻の通りが悪い可能性があります。鼻呼吸がうまくできず、口呼吸になっていることも考えられますので、一度耳鼻科にも受診されるとよいと思います。
Qダイビングをしています。矯正を始めても続けられますか?
A一般的には可能だと思いますし、実際にされている方もいらっしゃいます。レギュレーターを噛みづらいなど、違和感を覚える可能性はあります。
Q定期的にMRIを受けているのですが、治療は可能ですか?
A金属を多く使用している装置だと、頭部のMRIでは影響がでる可能性があります。一時的に装置を外したり、金属をほとんど使用しない装置を付けるなどの対策ができるので、お気軽にご相談ください。
Q歯ぎしりやいびきは矯正歯科の治療で治すことはできますか?
A歯ぎしりやいびきは、歯並びや噛み合わせだけが原因ではありません。矯正治療で歯並びを整えて完全になくなるとは言いきれません。しかし、いくらかの改善は見られることがあります。
Q矯正治療中、頭痛や肩こりになりませんか?
A矯正治療は長期にわたるため、生活習慣や姿勢などで頭痛や肩こりが起こることはあると思います。しかし、矯正治療により歯並びは日々変化しています。それに周りの器官が対応に時間がかかると、頭痛や肩こりといった症状として出てくることはまれですが、可能性はゼロではないと思います。ただ、こういった症状も治療を通して続くことはまずありません。
Qインプラントをしています。その歯は矯正できますか?
A歯には歯周組織である歯根膜とよばれる組織が存在します。その歯根膜が、歯の移動に重要な役割を果たします。つまり、歯根膜が存在しなければ歯は動きません。
インプラントは人工歯根なので、歯根膜が存在しません。失った歯の代わりに埋入しているインプラント自体を矯正治療によって動かすことはできません。
Q矯正歯科を始める前に親知らずは抜いたほうがよいのですか?
A一般的に親知らずは抜くイメージがあるかもしれませんが、必ず抜歯するわけではありません。親知らずを抜かずに、歯並びの一部として活用する場合もあります。一度、矯正治療の診査・診断を受けたうえで「抜いたほうがよい」という判断した際には、抜くことをおすすめしています。
Q歯医者さんに「親知らずがあるから抜いたほうがいい」といわれました。抜かずに矯正で治すことはできますか?
A個人差はありますが、親知らずは横になっていたり、前の歯に当たってしまっていたりすることが多くあります。たとえ問題なく生えたとしても、お口の中のいちばん奥にあるため、歯磨きが行き届かないことがほとんどです。歯医者さんで親知らずの抜歯をすすめられるのは、このように周囲の歯へ影響を与える可能性があるからです。親知らずを抜かずに矯正できる場合もあります。矯正治療において、親知らずの抜歯をおすすめする理由としては、奥歯を後方へ動かしたいときや、親知らずが生えている位置が著しく悪かったり、虫歯などで保存が難しいと判断した場合です。
Q親知らずが生えてくると歯並びが変化すると聞きましたがどうでしょうか?
A一般的に、親知らずが生えるほど顎のスペースが充分にある方は少なく、斜めになって手前の歯に引っかかっているケースが多くあります。この状態を放置すると手前の歯に影響を及ぼしたりして、歯並びが変化する可能性があります。また、虫歯や歯肉の炎症の原因になるため、そういった親知らずの生え方をしていたら抜歯が望ましいかもしれません。
Qセラミックやブリッジ、神経を抜いた歯がありますが、矯正できますか?
Aいずれの場合にも矯正治療に支障ありません。
ただ、セラミックなどの差し歯は、矯正治療前の歯並びに合わせて作ってありますので、矯正治療後に作り直すことになるかもしれません。
ブリッジの場合には、すでに失われた歯の両隣の歯を支えに橋渡しをしています。矯正治療では、スペースが必要で歯を抜かなくてはいけないケースもありますので、ブリッジの橋渡し部分を切断しスペースを作って、治療することがあります。その際は、矯正治療後にブリッジあるいは、冠の作り直しが必要になります。
また、矯正治療上、歯を抜いて治療する場合、本来抜く歯が健康で隣の歯の神経がない場合には、メリット・デメリットを考えて神経のない歯を抜く判断をするケースがあります。
Qすでに歯がないところがあるのですが、矯正できますか?
A特に成人の方で、すでに虫歯などで歯を失っているケースもあると思います。しかし矯正では、治療ためにスペースが必要な場合、健康な歯であっても抜歯することがあります。
そういった場合、すでに歯がない部位を矯正治療のためのスペースとして使用できる場合もあります。また、スペースがさほど必要のないケースでは、治療後に余ったスペースを補うため、被せ物やブリッジなどの処置が必要になることがあります。矯正治療自体は可能だと思いますので、まずは、ご相談ください。
そのほか、矯正歯科関連について
Q矯正治療は痛いと聞きましたが本当ですか?
A矯正装置をお口の中に入れて4~5時間くらいから歯が動く準備を始めます。個人差はありますが、歯が浮くような違和感や、噛むとズキッとした痛みが現れることがあります。通常、2~3日で治まります。ただ、どちらにせよ個人差がありますので、初めから違和感のほとんどない方や1週間ほど続いてしまう方もいらっしゃいます。
ただ、次回の治療までずっと続くことはありません。どうしてもつらいときには、鎮痛剤を服用しても構いません。装置を付けた最初がいちばんつらく、次回から治療のたびに毎回このような状態になるわけではありません。また、治療が進むにつれてこの感覚もやわらいでくるようです。
Q治療法の選択は患者自身で決められるのでしょうか?
A診断の際にいくつかの治療プランをご提示します。それぞれのメリット・デメリットをお話しし、患者さまが納得されたプランで治療をスタートします。
Q矯正歯科専門と一般診療を併設している歯科医院それぞれのメリットを教えてください。
A一般診療を併設している医院では、1つの医院で矯正治療と虫歯や抜歯などの治療も行なえることがメリットだと思います。 一方、歯科の中でも専門性が高く、特殊な分野でもある矯正治療を専門に行なう医院は、矯正治療に特化して従事してきた医師が常勤しています。そのため、緊急時や特殊な症例にもスムーズに対応できます。
Q院内感染が心配です。何か対策などは行なっていますか?
A使用器具の徹底した洗浄・消毒・滅菌と、ディスポーザブル(使い捨て)可能な器具はそれを採用しています。
Q一度、矯正したことがありますが、またできますか?
A一度、矯正された方でも、矯正治療ができます。まずはお気軽にご相談ください。
Q矯正治療が受験に影響しないでしょうか?
A矯正治療が受験に直接影響するとは考えづらいです。実際に受験中に治療をしている方もいらっしゃいます。すでにお口の中に装置を付けていて、矯正治療に慣れているのであれば問題はないと思います。
装置を付けた状態が受験の直前であれば、お口の中の環境が変わり、そのことが少しでも受験に影響すると考える場合、受験が終了してから治療を開始するなど、その時期を外してスタートさせるのが良いかもしれません。そのような場合はご相談ください。
Q矯正治療ができないケースはありますか?
A歯の移動には歯周組織である歯根膜と、歯を支えている歯槽骨がなければ成立しません。人工歯根であるインプラントには歯根膜が存在しないため、インプラント治療された歯は動きません。また歯周病で著しく歯槽骨が欠落している場合なども矯正治療ができない可能性があります。
Q前歯の隙間があいているのですが、矯正治療をしたほうがいいですか?
A前歯に隙間があく原因として、
・歯周疾患
・上唇小帯の付着異常
・過剰歯が存在する
などが考えられます。前歯の隙間は審美的にも好ましくありません。その隙間のブラッシングがおろそかになると虫歯や歯周病にもなりかねません。また、そこでスペースを使っていることで周りの歯が影響を受けていることも考えられます。
矯正治療ではその原因を追究し、患者さまに合った治療法をご提案します。一度、ご相談ください。
Q子どもに指しゃぶりの癖があると歯並びが悪くなると聞きました。本当ですか?また、何歳くらいまでにやめさせたほうがいいですか?
A一般的には3歳をすぎて指しゃぶりをしていると、出っ歯や開咬といった不正咬合をつくる原因になってしまいます。この年齢ではとくに有効な治療法はないのですが、3歳を過ぎてもやめない場合、一度矯正医にご相談することをおすすめします。
Q写真を撮ると顔が曲がって写ります。歯並びが悪いために顔が歪んで見えることはありますか?
A元々、顔が完全に左右対称な方は少ないとは思いますが、歯並びや噛み合わせにより、顔が歪んで見えることがあります。これは、矯正治療によって改善できるケースも多いですが、骨自体の厚みや長さが極端に違っていると、外科処置を併用しないと改善できない場合もあります。
Q矯正治療で横顔はきれいになりますか?
Aとくに出っ歯・受け口・開咬などの方は顕著な改善がみられるはずです。
Qそもそもどうして歯が動くのですか?
A歯は一定方向に持続的に力が加わると、歯根の周囲を取り巻く歯根膜の一方に破骨細胞という細胞が現れます。この破骨細胞が周りの骨を溶かし、もう一方では造骨細胞という細胞が現れ骨を作ってくれます。これにより歯が移動していきます。
Q矯正と審美歯科の違いを教えてください。
A矯正歯科はご自身の歯を動かして歯並びを治します。一方、審美歯科は一般的に歯を削って被せ物をすることで歯並びを整えます。
矯正歯科のメリットはご自身の歯で歯並びを整えられること、歯の移動にともない、周りの骨や歯肉も一緒に付いてくるので、自然な仕上がりになります。
美容歯科では、治療期間が短いという大きなメリットがありますが、歯を削ることで歯へのダメージがあるほか、被せ物をしているだけなので、歯肉や周りの骨は変化しません。そのため、矯正治療に比べると歯肉や顎の骨の仕上りが劣ることがあります。
Q美しい口元の基準はありますか?
A鼻の先端と顎の先端を結んだラインをEラインと呼びます。日本人では上唇と下唇かこのラインにふれるかふれないかぐらいのバランスが良いとされています。
Q矯正すると歯が弱くなると聞きましたが本当ですか?
A歯根の先端がわずかに短くなることがあります。しかし、日常生活において問題になることはほとんどないと思います。
Q笑うと歯肉が目立ってしまう「ガミースマイル」で悩んでいます。矯正治療で改善できますか?
A歯肉が目立つのは、上顎が上唇の位置に対して下方にあるのが原因です。4~5mm程度でしたら従来の矯正治療と歯科矯正用アンカースクリューの併用で、上の前歯を上方へ移動できます。それ以上の改善には、外科手術の併用が必要です。
Q矯正治療後、装置を外したら虫歯だらけになっていたと聞いたことがあります。
A矯正治療中は、特に装置の周りに汚れが残りやすくなっています。それを放っておくと虫歯になってしまい、せっかく歯並びを治しても台無しになってしまいます。当院では、患者さま一人ひとりに担当の歯科衛生士がつき、治療開始から終了までお口の中の衛生管理を担います。また、治療時にも毎回、必ず歯のクリーニングを実施していますのでご安心ください。
矯正歯科の治療期間中によくあるご質問
Q食事や歯磨き、スポーツは普通にできますか?
Aほとんど問題ありません。
食事の注意としては、前歯であまり硬いものを食べたり引きちぎるような食べ方を避けてください。ガムやキャラメルなど歯にくっつきやすい食べ物もなるべく避けていただきます。硬いものは奥歯で噛むようにすれば、あまり問題はありません。
歯磨きの仕方につきましては、こちらで丁寧にご指導します。ご安心ください。
最後にスポーツですが、接触の激しいスポーツでは、衝撃によって矯正装置がお口の中に当たり、粘膜を傷つけてしまうことがあります。接触の少ないスポーツであれば、ほとんど問題ありません。また、激しいスポーツを行なう場合でも、矯正治療中に使用できるマウスガードをご用意できますので、けがの予防が可能です。
Q矯正治療中に食べられないものはないですか?
A基本的に何を食べても構いません。しかし、ガム・キャラメル・水飴などの粘着性のあるものは装置の脱離や、くっついて取れなくなる要因となるので控えた方が良いでしょう。 装置の破折・脱離防止のため、何でも小さくカットして召し上がることをおすすめしています。
Q装置に食べ物や歯垢(プラーク)などが溜まって、口臭がひどくなりませんか?
A毎日の歯磨きをきちんと正しく行なっていれば問題ありません。矯正装置が付いた歯をブラッシングするときは、歯だけでなくワイヤーや装置周りの入念なブラッシングが必要になります。 歯科衛生士が患者さまに合った適切なブラッシング法をお教えします。また、当院では、必ず治療の度に歯のクリーニングを行なっています。
Q矯正すると口内炎になりやすいですか?
A矯正装置が慢性的に口唇や舌にあたることで口内炎ができてしまうことがあります。この場合はワックスなどで予防していただきます。お口の中が装置に慣れてくればできなくなると思います。
Q吹奏楽をやっているのですが影響はありますか?
A影響の出方には、お口の使い方や歯並び、装置の種類などによる個人差があります。
また、楽器の種類、演奏頻度や練習時間の長さによっても感じ方は異なります。
同じ楽器でも、影響を強く感じる方もいれば、ほとんど気にならない方もいらっしゃいます。
試しに装置を付けることができないので、何とも言えませんが、ほとんどの方は大丈夫なようです。
Q矯正治療をしていて日常生活に何か支障はありますか?
Aほとんど問題はありませんが、慣れるまで食事がしづらかったり舌側矯正装置の場合は発音にも多少影響が出るかもしれません。また、治療期間を通して硬いものを前歯で噛んだり、顔面に打撃を受けるような激しいスポーツは難しくなるかもしれません。
Q装置を付けた日から仕事はできますか?
A通常のオフィスワークであれば、ほとんど問題はないと思います。個人差はありますが、装置を付けると通常4時間後から歯が締め付けられるような感じや、違和感がでてきます。特に硬い物が噛みにくくなってくると思いますが、お仕事に差し支えないと思います。
Q治療中に虫歯になった場合はどうすればよいですか?
A当院では毎回歯のクリーニングと虫歯などのチェックを行なっているため、大きな虫歯ができることはほとんどありません。治療が必要になった場合には、私たちが信頼を置いている歯科医院をご紹介します。また、もし患者さまご自身のかかりつけ歯科医院がありましたら、その医院へ治療のご依頼文章を作成いたします。
Q電動歯ブラシを使っても大丈夫ですか?
A問題はありませんが、振動が強すぎるものもありますので一度ご相談ください。また、正しい使用法についてもご説明します。
Q矯正中にデンタルフロスを使っても大丈夫ですか?
Aはい、問題ありません。矯正装置を付けている場合、通常と比べて歯と歯の間にデンタルフロスを通す動作が多少複雑ではありますが、問題なく使用できます。使用法につきましては遠慮なくご相談ください。
Q矯正中にホワイトニングはできますか?
A基本的におすすめできません。ホワイトニングを行なう場所は歯の表側です。表側に装置が付いていると、ホワイトニングの薬剤を塗布できません。舌側矯正であればホワイトニングは可能ですが、より美しい口元を実感できる矯正治療後のホワイトニングをおすすめします。
Q装置を壊したり失くしてしまったら追加料金がかかりますか?
A装置の破損および脱離などで追加料金がかかることはありません。全て装置技術料に含まれます。
Q歯ブラシや歯磨き粉は矯正治療前に使っていたものと同じものでいいですか?
A基本的に同じもので構いません。しかし、お口の中に矯正装置がある状態での歯磨きは、より複雑になります。的確に食べカスや歯垢(プラーク)を落とすためには、矯正治療専用の歯ブラシや歯磨き粉、補助的なデンタルアイテムの使用をおすすめします。
矯正歯科の治療後によくあるご質問(保定など)
Q矯正歯科の治療が終わってから後戻りはありますか?ずっと同じ歯並びでいられますか?
A矯正で力を加えた歯は動揺していて不安定な状態です。安定した状態にする必要があり、その目的で保定装置を使用します。できるだけ長期・長時間の装着で後戻りを防ぐことができます。また、人間の歯は噛み合わせや頬・舌の筋肉のバランスの良いところにおさまっています。年齢の変化などによってバランスが変われば、それによって歯が動く可能性があります。保定後に少しでも気になれば、お早めに主治医の先生にご相談されるのが良いと思います。
Q矯正歯科の治療が終了してから歯並びが気になるようになったらどうすればいいですか?
A再度、矯正装置を付けて治療する方法や、取り外しできる装置で治療する方法があります。もしこのような場合には、なるべく早くお知らせいただくことで短い期間で治療できます。
Qブラケット(装置)を外した際に、装置が付いていたところと歯の間に変色はないのですか?
A変色することはありませんが、矯正治療の歯磨きの仕方が悪いと境目が白濁することがあります。毎日の正しいブラッシングが必要です。当院では患者さまにあったブラッシング法のご説明と治療時のクリーニングなどでフォローします。
Q保定期間はどのくらいですか?
A全体的な矯正治療では、1年半~2年程度の保定期間をおすすめしています。
●一般的なリスク・副作用
○矯正治療
・矯正治療の一般的な治療費は60万~150万円、一般的な治療期間は2~3年、一般的な治療回数は24~36回となります。使用する装置、症状や治療の進行状況などにより変化しますので、参考程度にお考えいただき、詳細は歯科医師にご確認ください。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
・歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
・装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
・治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
・ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
・ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
・治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
・治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
・問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
・歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
・矯正装置を誤飲する可能性があります。
・装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
・装置を外したあと、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
・装置を外したあと、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
・顎の成長発育により、歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・治療後に、親知らずの影響で歯並びや噛み合わせが変化する可能性があります。
・加齢や歯周病などにより、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。
・矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。
○マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた治療
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・正しい装着方法で1日20時間以上使用しないと、目標とする治療結果を得られないことがあるため、きちんとした自己管理が必要になります。
・ご自身で取り外せるため、紛失することがあります。
・症状によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療できないことがあります。
・お口の中の状態によっては、治療計画どおりの結果が得られないことがあります。
・装着したまま糖分の入った飲料をとると、虫歯を発症しやすくなります。
・治療によって、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。
・食いしばりの癖が強い方の場合、奥歯が噛まなくなることがあります。
・治療途中で、ワイヤーを使う治療への変更が必要になることがあります。
・お口の状態によっては、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に加え、補助矯正装置が必要になることがあります。
・治療完了後は後戻りを防ぐため、保定装置の装着が必要になります。
・薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器です。日本では完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外となることがあります。
○薬機法において承認されていない医療機器「インビザライン」について
当院でご提供している「マウスピース型矯正装置(インビザライン)」は、薬機法(医薬品医療機器等法)においてまだ承認されていない医療機器となりますが、当院ではその有効性を認め、導入しています。
◦未承認医療機器に該当
薬機法上の承認を得ていません(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2026年2月5日最終確認)。
◦入手経路等
アライン・テクノロジー社(日本法人:インビザライン・ジャパン合同会社)より入手しています。
◦国内の承認医療機器等の有無
国内では、マウスピース型矯正装置(インビザライン)と同様の性能を有した承認医療機器は存在しない可能性があります(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構ウェブサイトにて2026年2月5日最終確認)。
◦諸外国における安全性等にかかわる情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けていますが、情報が不足しているため、ここでは諸外国における安全性等にかかわる情報は明示できません。今後重大なリスク・副作用が報告される可能性があります。
◦医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済対象外
国内で承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器(生物由来等製品である場合に限る)・再生医療等製品による副作用やウイルス等による感染被害で、万が一健康被害があったとき、「医薬品副作用被害救済制度」「生物由来製品感染等被害救済制度」などの公的な救済制度が適用されますが、未承認医薬品・医療機器・再生医療等製品の使用は救済の対象にはなりません。また、承認を受けて製造販売されている医薬品・医療機器・再生医療等製品であっても、原則として決められた効能・効果、用法・用量および使用上の注意に従って使用されていない場合は、救済の対象にはなりません。
日本では、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
※当該未承認医薬品・医療機器を用いた治療の広告に対する注意事項の情報の正確性について、本ウェブサイトの関係者は一切責任を負いません。
○クリーニング・PMTC
・内容によっては保険適用となることもありますが、歯の病気の治療ではないため自費(保険適用外)となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・歯科医院でのクリーニング・PMTCだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日ごろから歯磨きなどのケアに努めることで、予防効果を上げられます。
・歯肉の腫れや歯肉炎のある方は、器具が当たることにより痛みや出血をともなうことがあります。
・歯と歯肉の境目への歯石の付着が多い方は、歯石除去後、歯肉から出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後しばらくすると出血は治まり、1~2日で歯肉は治癒します。
・着色汚れや歯垢・歯石はクリーニング・PMTCで除去できますが、効果は永続的ではありません。いずれも再付着するものなので、定期的に受診して処置を受けることが大切です。
○舌側矯正装置を用いた治療
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・装置に慣れるまで発音しづらいなどの症状が出ることがあります。
・矯正装置を装着している期間は、適切に歯磨きができていないと、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。歯磨き指導をしますので、毎日きちんと歯を磨き、口腔内を清潔に保つようご協力をお願いします。
・歯磨き、エラスティック(顎間ゴム)の使用、装置の取り扱い、通院などを適切に行なっていただけない場合、治療の期間や結果が予定どおりにならないことがあります。
・成長期の患者さまの治療では、顎骨の成長を予測し、現段階において適切な治療を行ないますが、まれに予期できない顎の成長や変化によって治療法や治療期間が大きく変わることがあります。また、顎の変形が著しい場合には、矯正治療に外科的処置を併用することがあります。
・歯を移動させることにより、まれに歯根の先端がすり減って短くなる「歯根吸収」を起こすことがあります。しかし、適切な矯正力で歯を移動させることでセメント質(歯根表面を覆っている組織)が修復されるため、歯根吸収のリスクを軽減できます。
・歯の周囲の組織は、治療前の状態に戻ろうと「後戻り」する性質があるため、治療後も数ヵ月から1年に1回ほどの頻度で通院いただいて歯の状態を管理し、後戻りを防ぐ必要があります。
○歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療
・公的健康保険対象となる使用方法と、公的健康保険対象外の自費診療となる使用方法があり、自費診療となる場合は保険診療よりも高額になります。
・骨と化学的な結合をしないため、患者さまの骨の状態や口腔衛生状態によっては脱落することがあります。
・脱落した場合は再埋入を行なうことがあります。脱落部分の骨の穴が回復するまで数ヵ月の時間を要するため、別の部分に埋め込むことがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは骨に埋まっていますが、その頭部は歯肉の外にあるため、ケアを怠ると骨に感染することがあります。
・歯科矯正用アンカースクリューは歯根の間に埋入されることが多いため、埋入時に歯根を傷つけることがあります。
○部分矯正
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・前歯6本だけを治す方法なので、噛み合わせは改善できません。噛み合わせの改善を希望される方は、全顎の矯正治療が必要となります。
・症状によっては、でこぼこの前歯がきれいに並ぶスペースを確保するため、歯と歯の間を削る必要があります。しかし、エナメル質(歯の表面)を0.3~0.8mmほど削る程度なので、歯への支障はほとんどありません。
・前歯だけの治療となり動きが限られているので、症状によっては希望どおりに仕上がらないことがあります。
○保定装置(リテーナー)を用いた治療
・矯正治療で整えた歯並びが元の状態に戻る「後戻り」を防ぐために、矯正治療終了後に装着する装置です。
・機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・マウスピース型、プレート型、ワイヤー型などがあり、治療後の歯並びの状態に応じて歯科医師の指示に従い、正しい期間・方法で使用することが重要です。
・治療期間は、矯正治療の内容や歯の状態によって異なりますが、一般的に1~3年程度です。
・最初は食事や歯磨き以外の時間を装着し、その後、歯が安定してきたら夜間のみなど、徐々に短くしていきます。
・指示された期間は必ず装着を続けることが重要です。
・整った歯並びを維持するため、就寝時のみでも生涯にわたり装着を続けることが推奨されることもあります。
・装着を忘れると後戻りが生じ、リテーナーが合わなくなる可能性があります。
・食べ物が装置につきやすく、歯を磨きにくくなります。特にワイヤーやねじの部分に汚れが溜まりやすいので、仕上げ磨きをするなどご家族のサポートが必要になることがあります。
・固定式のものは、ご自身では取り外せません。
・固定式のものは、歯磨きがきちんとできていないと虫歯を発症するリスクが高まります。
・取り外し式のものは、毎日の装着を怠ると、良好な治療結果を得られないことがあります。
○詰め物・被せ物
・審美性と機能性を重視する場合は自費診療(保険適用外)の材料を使うため、治療費は保険診療よりも高額になります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
・セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
・審美的歯科治療を行なう前に根管治療や、被せ物の土台の処置が必要なことがあります。
・歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせに問題がある場合には、補綴物の破損を防ぐためのマウスピースの装着をおすすめすることがあります。
・加齢による歯肉退縮により補綴物の審美性が失われた場合、再治療が必要なことがあります。
○ブリッジの作製・使用
・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。
・支えになる歯に負担がかかり、将来的にその歯を失う可能性が高くなります。
・奥の場合は金属でしか対応できません。
・連続して歯を失っている場合、治療できないことがあります。
・ブリッジと歯肉との間に食べ物のかすが詰まりやすいので、口の中の衛生状態を保つことが難しくなります。
・顎骨の吸収を抑制できません。
○IPR・ディスキング
・歯と歯の間の隙間を少し削ることで歯列を整えるための矯正治療の一手法です。
・IPR・ディスキングは矯正治療の一手法として行ないます。矯正治療は公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
・歯の痛みや違和感を覚える場合があります。
・エナメル質は一度削ると再生しないため、必要以上のIPR・ディスキングは避ける必要があります。
・IPR・ディスキングを行なった部分に、わずかな変色が見られることがあります。
・IPR・ディスキングを行なっても、歯並びが再び乱れる可能性があります。